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電縫管の特徴
非鉄金属 電縫管の特徴は、その高精度・高品質にあります。
そもそも電縫管は、肉厚一定な圧延鋼板を管状に丸め、その継目を溶接して製造されます。
そのため、押出管に必ず発生してしまう「偏肉」が皆無になるパイプの製造が可能です。
肉厚が均一なだけでなく、内面精度や寸法公差においても高く評価され、先端分野・精密分野に幅広く採用されています。
また、板厚2mmまでの厚肉の電縫管も製造可能であり、従来の押出管で懸案となっていた精度や偏肉などの品質問題が、電縫管に置き換えることにより解決できます。
『電縫管の信頼性』 も合わせてご覧下さい
非鉄金属 電縫管のエキスパート
銅・黄銅・洋白など、非鉄金属パイプに関するノウハウ
大和伸管所では、銅・銅合金管を中心に非鉄金属、特殊金属のパイプ材料の製造販売を行っております。
なかでも 黄銅(C2680)、及び洋白(C7451, C7521) の非鉄金属 電縫管は、大和伸管所のオンリーワン製品です。
また、先端分野における銅管の用途開発をはじめ、非鉄金属・特殊金属などに関する調査、研究、開発にも積極的に取り組んでおります。 |
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【 電縫管の詳細 】 |
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電縫管の偏差量比較 |
電縫管の製作範囲 |
電縫管の製品特性 |
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(※ クリックすると取扱製品の詳細ページをご覧頂けます)
電縫管の用途開発
精密微細・肉厚均一という電縫管の特性を活かし、使いやすい強度伸びを設定、寸法許容差も厳密に製作しております。
異形管、極細管、特殊仕様管などの製品を、検査・測定機器といった精密分野や、パソコン用レーザープリンターの感光ドラム、
電気自動車用次世代のリチウムイオン バッテリーケースなど、先端分野に実績があります。
地道な技術力蓄積により、特に通信分野向の特殊管について、国内でも他の追随を許さない技術力を有しています。
異種合金(リン青銅管・白銅管・洋白管)のデータ一覧
開発例@ 電縫管の微細・極細技術 × 銅合金の熱伝導特性の可能性
銅管は、その優れた熱伝導特性から、熱交換器・伝熱管・冷却管・ヒートシンクなどの用途に普及しています。
大和伸管所では、IT関連製品の小型・薄型筐体向けに電縫管の微細・極細技術を追求し、エンドユーザー様の小型化・軽量化のニーズに最適な電縫素管をご提供しております。
開発例A チタンパイプの生体適合性を活用
チタン合金は、その生体適合性により、医療用インプラントや人工骨などに活用されています。
大和伸管所では、これらの医療関連の用途に加え、生鮮食品の冷凍などチタンの特性を活かす研究開発に取り組み、いくつかの製品化を実現しております。
開発例B 銅パイプの殺菌効果を活用 (用途分野: 医療・介護施設など)
銅に抗菌性があることは周知の事実でしたが、その後の調査により、その効果は抗菌のレベルをはるかに超え、殺菌効果がある事が判明しました。この殺菌効果を利用して、医療施設や介護施設における あらゆる設備に銅及び銅合金を活用することにより、昨今問題となっている院内感染や集団食中毒への対策としての活用が可能です。
現在のところ、医療施設内のドアハンドルやベッド、点滴用ポール、はたまた聴診器などへの活用が検討されております。今後の高齢化社会をにらみ、益々躍進してまいります。
また、銅だけでなく、洋白にも殺菌作用が確認されており、管楽器に使われるほど色目が良く、変色がめだち難いことから、さらなる用途開発が期待されます。
大和伸管所のオンリーワン技術である洋白電縫管をぜひご活用ください。
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